第三章 人類歴史の終末論

第三章 人類歴史の終末論

第三章 人類歴史の終末論

本文 我々は、人類歴史が如何にして始まり、また、これが何処へ向かって流れているかということを、これまで知らずに生きてきた。従って人類歴史の終末に関する問題を知らずにいるのである。多くのキリスト教信者たちは、ただ聖書に記録されていることを文字...
第三章 人類歴史の終末論

第一節 神の創造目的完成と人間の堕落

(一) 神の創造目的の完成本文 既に創造原理において詳細に論述したように、神が人間を創造された目的は人間を見て喜ばれるためであった。従って、人間が存在する目的はあくまでも神を喜ばせるところにある。では、人間がどのようにすれば神を喜ばすことが...
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第二節 救いの摂理

(一) 救いの摂理は即ち復帰摂理である本文 この罪悪の世界が、人間の悲しむ世界であることはいうまでもないが、神もまた悲しんでおられる世界であるということを、我々は知らなければならない(創六・6)。では、神はこの悲しみの世界をそのまま放任なさ...
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第三節 終末

(一) 終末の意義本文 神が、人間始祖に与えられた三大祝福は、人間始祖の犯罪によって、神を中心としては成就されず、サタンを中心として非原理的的に成就されたのだということを、我々は既に述べた。ところが、悪によって始められた人類歴史は、事実上、...
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第四節 終末と現世

本文 イエスが、将来訪れるであろうペテロの死に関して話しておられるとき、そのみ言を聞いていたペテロが、ヨハネはどうなるのでしょうか、と質問した。これに対してイエスは、「たとい、わたしの来る時まで彼が生き残っていることを、わたしが望んだとして...
第三章 人類歴史の終末論

第五節 終末と新しいみ言と我々の姿勢

(一)終末と新しい真理本文 堕落人間は宗教により霊と真理をもって(ヨハネ四・23)その心霊と知能とをよみがえらせ、その内的な無知を打開していくのである。さらに、真理においても、内的な無知を打開する宗教による内的真理と、外的な無知を打開する科...